カワセミ記事20210927

2021年09月27日

こんなところに「カワセミ」がいた。 撮影日:2021.09.21。

こんなところに「カワセミ」がいた

三沢川の「カワセミ」は今年になり、2月25日以来突如姿を見せなくなり、個体数そのものが少ないだけに、何か事故でも起きたのではないかと少し心配だった。

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通常、桜が散り始める頃になると水面一面に、真っ白い花びらがじゅうたんを敷き詰めた様に流れてきて、この頃は水中の餌になる小魚が見えなくなり捕食困難になるため、花弁が少ない上流域等へ移動したりで、殆ど見られない期間になります。
 その後梅雨の季節に入ると、川幅が小さく水量の少ない三沢川では、水の濁り等の影響で小魚が取れない時期が続くと、カワセミは見れなくなります。

 その頃はおそらく子育てが始まったりすると、餌取りが多くなるはずですが、河川敷の草木(かや等)も順次2~3mと大きくなり、対岸からの視認性がますます狭くなったりと、見えなくなる条件が続きます。
 その後の猛暑続きの夏期になってからも、緑の葉が生い茂りカワセミのコバルトブルーは視認性が悪く、見付け難い。カワセミの撮影は、先に見付け出来る限り近づくのが原則です。

 両護岸の草木は一定水準に伸びると、三沢川は東京都(多摩川支流の一級河川のため)治水等管理のため草刈りを始める)とかなり視認性が良くなり、これからが撮影し易くなりますが、まだ残暑も続きカワセミが木陰から出てこない為、まだしばらくは撮影できる季節になりません。
 夏場は草木の間を移動している姿を瞬間的にちらっと見れるくらいで、カメラを取り出す前に逃げられてしまいます。
 今回は2枚撮るのがやっとで逃げられてしまい(他のえさ場へ通う中継地だったと見へ)、後この日は全然お目にかからず、暑い中で探して撮る側の方が根気負けしていまいました。

写真1. カワセミも夏バテなのか木陰から出て来ません。
写真2. 一見大した木陰ではありません、この様な場所の奥に潜んでいれば全く見つけることはできません。

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