シラサギ20180106

2018年01月06日

シラサギは川より高いところに沢山集まっていた。撮影日:2018.01.06

三沢川のシラサギ

希少なカワセミを撮りに行ったが、全然見つからず代わりにシラサギファミリーの写真が撮れた。

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 多摩川本流で主に小魚を捕食しているシラサギ(コサギ)は、ファミリー単位の集団生活をしているが、厳冬期になり主食の小魚が深場へ移動してしまい、カワウの様に潜水できないシラサギは小魚を求め、水深の浅い支流(三沢川等)への飛来が増加してくる。
 普段シラサギは河川で目にする方が多い中で、今回は殆どが珍しく高い場所にいる光景の写真になってしまった。

 これは恐らく川での捕食が一旦終わり、人間や犬猫等天敵の近寄れない、安心して一休みできる場所として、止まり心地は決して良いとは思えない、川沿いの細い枝が沢山ある桜の木の先端や、足より細い電線等を選んで止まった方が安心して日向ぼっこもできる為だと思う。
 一休みが終われば再び川に入り捕食し易い様に、川の近くに留まっている為タイミングをずらせば、川の中で小魚を捕食している姿が見られたと思う。

 今回は一度もカワセミを見かけなかったが、今の三沢川はカワセミの捕食し易い環境では無く、居心地が悪い為か同じ場所に数分間も留まっていないで、直ぐ別の場所へ移動してしまうためである様に思える。

 主食になる小魚は体形からシラサギより更に小型の小魚(全長20~30mm位は一飲み出来るが、間違えて大き目の魚を捕った時は飲み込むのに時間がかかっている)を捕食するが、これらの小魚が減少してしまったとは思えず、それより河川敷きに自生しているアシや小木等へ安心して止まれたり、小魚が狙い易い高さの小枝、食べる場所になる木が無かったりと、・・・考えられる理由は沢山あるため、これらについては別の機会に記載したい。


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