カワセミ20151021

2015年10月21日

戻ってきた?カワセミ
アオサギ

多摩川の支流にあたる三沢川(稲城市)では、いよいよ「カワセミ」が見れる季節の到来です。
 カワセミが戻ってきた様に思えても、渡り鳥の様に夏季の間よそへ行って暮らしていたわけではなく、カワセミ自身はここに住み着き、普段と同じ生活をしていたはずなのに、今までは特に気付かなかっただけの事です。
 それも今までは河川敷に茂っている草木が青々としていて、スズメ位に小さなカワセミの、コバルトブルーが非常に見つけ難かった。暑さ避けの為草木の奥深いところへ入っていたり、手前の背丈の高い草木等が邪魔して、ますます人目に付き難かった状況が原因だったと思う。

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 カワセミは習性上一羽が一定区間を縄張りにしている様であり、よそから来たカワセミは直ぐここから追い出されてしまうらしく、特別な時以外は常に一羽で行動することが多いと言うことも、見つけ難くしています。
 カワセミは何時も寄り付く場所を決めているようですが、たまたまエサになる小魚等が居なかった時や、安心して食べる場所(必ず小枝に戻ってきて、ここで食べる)が見付からなければ、直ぐ次の漁場へ移動してしまいます。

 ここへ定着しているカワセミはかなり都会慣れしていますから、深山に住む純粋な野生のカワセミと違い、車の騒音や人の気配はあまり問題なさそうです。
 しかし、写真を撮るコツは、先ずカワセミより先に見付け、気づかれずに出来る限り近寄り撮るのが基本(ズーム機能は10倍以上で、軽くて機動性のあるカメラが必要です)であり、小さな池と違い長い川ですから、一度逃したらもうその日はチャンスが無かったものと諦めるしかない。

 もし運が良ければ、目の前でダイナミックな「ホバリングして狙いをつけ」→「水中へダイビングして」→「小魚をくわえ小枝に戻り」→「首を振り振り美味しそうに食べる(飲み込む)様子が見れるかも知れません。

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